これから、英語の音の聞き分けをします。
日本語では、区別をしなくても、英語では区別をする音があります。
例えば、
[l]と[r]や[s]と[θ]といった子音や、[æ]と[ʌ]と[ə:r]と[ɑ:r]といった母音の音のペアです。これらの音の区別をすることには、次のようなメリットがあります。
音の区別ができることのメリット
①どちらの単語を言ったのか、迷わずにすむ。
例:lightとrightや、sinkとthinkなど
もちろん、話の流れで区別することができることは多いです。
しかし、唐突に誰かが、一単語だけ言うようなケース、あるいは人名や地名を言うケースはよくあります。
このような時は、文脈に頼って、何と言う単語が読まれたか判断することはできません。
ただ、自分の耳だけが頼りです。
どんな時も頼りになる『英語耳』を鍛えましょう!
②音の区別をするトレーニングをするので耳が敏感になる。
これはやってみるとわかるのですが、日本人が区別しづらい音の区別をするトレーニングをすると、耳が敏感になり、以前は聞き取れなかった音が聞き取りやすくなります。
最初は、音の区別ができなくて苦労することがあると思います。しかし、トレーニングを重ねていくと、少しずつ音の違いに気付けるようになっていきます。
完璧に聞き分けられるところまでいかなくても、少し違いがわかるだけでも大きな進歩で、耳の敏感さがアップしています。
もちろん、しっかり聞き分けられるところまで、ぜひ目指していきましょう。
英語の中の聞き分けの必要な音のペアは、主に、以下の8ペアです。
子音編
1) [l][r]
2) [ʃ][s]
3) [b][v]
4) [s][θ]
5) [z][ð]
母音編
1) [æ][ʌ]
2) [oʊ][ɔ:]
3) [ə:r][ɑ:r]