【テーマ別】リスニング問題のトレーニング20(分詞 SVO+過去分詞)

今回のテーマは、苦手な人が多い、『分詞』の中の、SVO+過去分詞というポイントです。

SVO+過去分詞とは、何でしょうか?

これは、SVOの後に過去分詞(Vpp)が続く形です。

たとえば、次のような文です。

①I had my money stolen. (私はお金を盗まれた。)

この文では、 “I(S) had(V) my money(O)” の後に、”stolen” という過去分詞形が続いています。

これで、『私は、お金を盗まれた』という意味になります。

my money(O)とstolenの間には、my money was stolen(私のお金が盗まれた)という受動態の関係が成立しています。

もう一つ、例を見てみましょう。

②I had my car fixed. (私は車を修理してもらった。)

この文では、 “I(S) had(V) my car(O)” の後に、 “fixed” という過去分詞形が続いています。

これで、『私は、車を修理してもらった』という意味になります。

my car(O)とfixedの間には、my car was fixed(私の車は修理された)と言う受動態の関係が成立しています。

ポイント:

①I had my money stolen. (私はお金を盗まれた)

の文では、お金を盗まれた、という『被害』が表現されています。

一方、②I had my car fixed. (私は車を修理してもらった。)

の文では、車を修理してもらった、という『受益』が表現されています。

このように、『被害』と『受益』の両方をSVO+過去分詞では表すことができます。

その他の例文:

③I got my hair cut. (私は髪を切ってもらった。)

have以外に、getも使うことができます。

非常に頻繁に使われる形ですが、苦手な人が多いので、このページで集中的にトレーニングしましょう!

1)

What will the woman do on Saturday?

①Eat some birthday cake.

②Go to the pool.

③Join the birthday party.

④See the dentist.

M1: Don’t forget Jack’s birthday party on Saturday.
W1: I have to have a tooth pulled that day.
M1: Can’t you come after that?
W1: I don’t think so. I won’t feel like eating.
M1: 土曜日にジャックの誕生日パーティーがあるのを忘れないでね。
W1: その日、歯を抜かなくちゃいけないの。
M1: そのあと来れない?
W1: 無理だと思う。食べる気がしない。
W1のセリフの “have a tooth pulled” が、『have O Vpp』(OをVppしてもらう)という形。

出典:センター試験2011年度本試験 問6