[ɔː]と[ɔːr]の発音の仕方の説明
[ɔ:]は、日本語の「オー」に近い音。しかし、日本語の「オー」よりも、顎を下に下げて発音します。 [ɔ:r]は、「オー」と言った後、[r]の音を添えて出す。ここで、日本語の「オー」と英語の[ɔ:]を比較して聞いてみましょう。
「オー」
[ɔ:]日本語の「オー」より、英語の[ɔ:]の方が、声が低く、喉の奥が響いて出ているように聞こえるのではないでしょうか。これは、英語の[ɔ:]は、顎がより下がっているからです。
それでは、その点を意識しながら、実際に発音のトレーニングをしてみましょう。
トレーニング
[ɔ:]all [ɔ́:l]
ball [bɔ́:l]
autumn [ɔ́:təm]
fall [fɔ́:l]
law [lɔ́:]
比べてみよう!
オータム
autumn [ɔ́:təm]
ロー
law [lɔ́:]
オール
all [ɔ́:l]
画像のように、口を空洞を見立てて、口の奥まで響かせるイメージを持って発音すると良いです。
トレーニング
[ɔ:r]door [dɔ́:r]
core [kɔ́:r]
sore [sɔ́:r]
roar [rɔ́:r]
shore [ʃɔ́:r]
さらに詳しく
[ɔ:]と「オ」の発音の違いについては、英語音声学でよく用いられる、母音を発音する際の『舌の位置』と『口の開き具合』を表した次の図で説明したい思います。この図の通りに、『舌の位置』と『口の開き具合』を調整すると、その発音ができます。
ここで、この図の中に日本語の「オ」を書き入れると、次のようになります。
[ɔ:]と「オ」は、図のように『舌の位置』および『口の開き具合』がそれぞれ違っていることがわかります。図のように、発音して違いを掴んでみてください。
英語の[ɔ:]の音
日本語の「オー」の音