日本人にとって難関になるのが、これらの[r]を含む音たちです。
なぜなら、日本語にこの[r]の音はありませんし、これを他の[l]の音と区別して聞き取ることが難しいからです。
しかし、この[r]の音は英語の中に非常に頻繁に出てくるので、これから丁寧に説明します。
ちなみに、[r]は母音ではなく子音なので、なぜ母音編に出てくるのか疑問に思われる方もいるかもしれませんが、次の理由から、母音編の中で[r]を扱っています。
母音には、[r]の音が関係している[ər], [ə:r], [ɑ:r]という3つの母音があるので、スムーズにトレーニングを進行させるため、先に[r]を扱っていきます。
補足情報ですが、[r]の音は、母音的な性質を持ち合わせているため、『半母音』と呼ばれています。それも、母音編で[r]を扱う理由です。