3-1 子音編 概要

ここからは子音編です。

英語の子音は、無声音と有声音の2種類があります。

無声音と有声音とは、次のような音のペアです。

ここで、左側は無声音、右側は有声音です。

無声音有声音
pb
td
kg
ʃʒ
fv
sz
θð

左の音と、右の音の違いは何でしょうか?

左の音は、p, t, k, tʃ, ʃ, f, s, θという音です。

どのように読むか、以下の模範音声を聞いてください。

[p]
[t]
[k]
[tʃ]
[ʃ]
[f]
[s]
[θ]

そして、右の音は、b, d, g, dʒ, ʒ, v, z, ðという音です。

どのように読むか、以下の模範音声を聞いてください。

[b]
[d]
[g]
[dʒ]
[ʒ]
[v]
[z]
[ð]

左が澄んでいて、右が濁っている音のように感じたのではないでしょうか?

日本語にある「カ」と「ガ」、「サ」と「ザ」、「タ」と「ダ」のような区別だと考えてください。

そして、この無声音がなぜ無声音と呼ばれているかですが、この音を言う時は、「声帯の振動」がないからです。

例えば、[p]という音をお手本のように言ってみてください。

[p]

そして、その音を言いながら、「喉仏」を触ってみてください。すると、振動がないと思います。

次は、[b]という音をお手本のように言ってみてください。

そして、その音を言いながら、「喉仏」を触ってみてください。すると、今度は、振動があると思います。

この振動が、「声帯の振動」で、この「声帯」の振動がある音を有声音と言い、「声帯」の振動がない音を無声音と言います。

同じように、[t][d][k][g][s][z]の音でも試してみてください。

では、ここからは子音編に入ります。