1-7-4 [ə:r]と[ər]の発音の仕方

[ə:r]と[ər]の口の断面図
[ə:r]と[ər]という二つの音は、[r]が母音として使われるケースです。

上の図にあるように、舌を後ろに引いて、「ウー」とうなると[ə:r]と[ər]の音が出ます。

お手本と一緒に発音してみましょう。

発音練習

[ə:r]

bird [bə́:rd]

nurse [nə́:rs]

dirty [də́:rti]

word [wə́:rd]

work [wə́:rk]

early [ə́:rli]

earn [ə́:rn]

[ər]

answer [ǽnsər]

butter [bʌ́tər]

leader [lí:dər]

bigger [bɪ́gər]

発音のコツ

この[ə:r]の音は、日本語にない音なので、難しく感じる人が多いです。

そこで、この発音のコツをここでお話しします。

コツは、舌を喉の奥の方に引っ込めて、「上の奥歯に舌の付け根のあたりが触れている形を作る」ということです。

この舌のポジションで、「ウー」と言います。

さらに詳しく

上記の練習を見ると、[ə:r]はすべてアクセントのあるところで使われています。

一方で、[ər]はアクセントがこないところで使われています。

ここから発音の仕方がはっきりします。

つまり、[ə:r]はアクセントのあるところで使われるので、「強く」「長く」発音します。

一方で、[ər]はアクセントのないところで使われるので、「弱く」「短く」発音します。

これが、[ə:r]と[ər]の発音の違いです。

まとめ

[ə:r] アクセントのあるところで使う。強く、長く発音する。

[ər] アクセントのないところで使う。弱く、短く発音する。