語頭のhは消えるか弱くなることが多い(2)

語頭のhが弱いパターンに、これから次の練習で慣れていきましょう。

【練習】何と言っているか聴き取ってみましょう。

1)

When did she meet (h)im? Do you know?
himの頭のhの音が消えて、(h)imのようになっている。
彼女はいつ彼に会ったんだい?知ってる?

2)

Let’s welcome (h)er, shall we?
herの頭のhの音が消えて、(h)erのようになっている。
彼女を歓迎しましょうね。

3)

He tricked (h)er out of (h)er money.
*「trick 人 out of 物」で、「人をだまして、物を取る」という意味。
herの頭のhの音が消えて、(h)erのようになっている。
彼は彼女をだましてお金を取った。

4)

So, what did (h)e say is wrong with you?
heの頭のhの音が消えて、(h)eのようになっている。
それで、彼は君の何が間違ってるって言ったんだい?

5)

Oh, God! Where (h)ave you been?
haveの頭のhの音がほぼ消えて、(h)aveのようになっている。
あぁ神様!あなたどこに行ってたの?

6)

She doesn’t even (h)ave any books to read!
haveの頭のhの音がほぼ消えて、(h)aveのようになっている。
彼女は、読む本も持ってないんだよ!

7)

If he won, he’d be the first American world champion in history.
heの頭のhの音がほぼ消えて、(h)eのようになっている。そして、「If (h)e」のところにリンキングが起きて、「Ife[ɪfi:]」のように発音されている。
もし彼が勝てば、史上初のアメリカ人世界チャンピオンとなる。

【解説】

語頭のhが弱くなるパターンが多く出現するのは、hから始まる使用頻度が高い単語です。

代表例としては、

he, his, him, herといった代名詞、また、have, hasといった使用頻度の高い動詞です。

これらを意識しておくことは、ネイティブの会話を聞き取るうえで役に立ちます。

次のページでは、さらにレベルが高い形を練習していきましょう。