tとlが連続すると、tが消える(1)

チャレンジ問題:次の英語を聴き取ってみよう!

He’s currently unavailable, so I have to deal with it. But I like him.
彼は今のところ空いていなくて、それは何とかしないといけない。だけど、彼のことは好きなんだ。

速いのもあり、聴き取りが難しかったかもしれませんが、それに加えて、ある発音の変化が理解をさらに難しくしていました。

それは、『tとlが連続すると、tが消える』という現象です。

実際に次の単語を聞いてみましょう。

currently

どのように聞こえましたか?

おそらく[kə́:rəntli]とは聞こえなかったと思います。

lyの前のtの音が消えて、curren(t)ly[kə́:rən(t)li] となっていました。(*厳密には、[t]の音の破裂がありませんでした)

えっ!tの音が消えちゃんだね!そうなると違う単語のように聞こえる。
そうなんだ。Tの後ろにLの音が続くとTの音が省略されるよ。

先生

このようにtとlが続くと、tの音が省略される、あるいは非常に弱くなるという現象は、頻繁に起こるので、次の音声を聞いて確認しておきましょう。

1)

exactly(ちょうど、きっかり)

2)

recently(最近)

3)

absolutely(絶対に)

4)

definitely(間違いなく)

ちなみに、dとlが連続した場合は、dの音が省略されるか、弱くなります。dとtは発音の仕方が似ているのでこの現象が起こります。

1)

kindly(親切に)

2)

supposedly(おそらく)

【練習】続き

1)

perfectly(完璧に)

2)

privately(個人的に)

3)

abruptly(突然に)

4)

totally(完全に)