総合演習(1)

ここで、これまでの課で出てきた内容を、復習するトレーニングをしてみましょう。

1)

I know (h)e didn’t mean to insult me.
heの語頭のhが弱くなって、(h)eのようになっている。
彼が私を侮辱するつもりじゃなかったことはわかっているよ。

2)

You might even think well of him, even grateful.
might evenのところで、mightのtがフラップTになっている。
あなたは彼のことをよく思うかもしれないし、感謝さえするかもしれない。

3)

You can’t get mad at it.
can’tのtが消えている。mad atとat itのところにリンキングが起きている。また、atの語尾のtがフラップTになっている。
それに対して怒ることはできないよ。

4)

Do you know when she’ll be back? I’m supposed to pick up a couple things.
“supposed to”のところで、supposedの語尾の[d]が消えている。そして、”supposed to”発音は[səpóʊst]となっている。また、coupleは、lがダークLになり、[kʌ́pɔ]と発音されている。
“a couple of”「2, 3の」という表現は、ofが省略され、”a couple”という形で使われることがあり、今回はその形になっている。
彼女がいつ帰って来るか知ってる?2,3個物を引き取ることになっているんだ。

5)

You (h)ave wha(t)?
haveが先頭のhの音が消えて、(h)aveと発音されている。また、whatの語尾の破裂音「t」が消えて、wha(t)となっている。
この文は、本来なら、正式な文法ではWhat do you have?というところだが、カジュアルな喋り方で、「何持ってるって?」と言う場合は、”You have what?”と言うこともある。
何を持ってるって?。

6)

A: I did have an awful premonition I was gonna mess up on my first day. B: No worries. Don’t fret so much.
“have an”のところにリンキング。”an awful”のところにリンキング。”mess up”、”up on”のところにリンキング。
premonitionは「予感」、という意味。mess upはカジュアルな表現で、「失敗する、へまをやらかす」という意味。”No worries”は「心配しないで、大丈夫だ」という意味。fretは「思い悩む」という意味。
A: 初日に失敗をやらかすだろうっていうひどい予感がしてたんだ。B: 大丈夫よ。そんなに気にしないで。

7)

A: I don’t think I’m gonna need to take the car. B: Are you serious? The airport’s fifty miles from here.
Bのhereの語頭の[h]が弱くなり、(h)ereと発音されている。
A: 車は必要ないと思うんだ。B: 本気なの?空港はここから50マイルもあるのよ。

8)

A: I wanna go have lunch with (h)er boyfriend. B: A teenage boy doesn’t wanna hang out with his girlfriend’s dad?
Aのherの語頭の[h]が弱くなり、(h)erと発音されている。
A: 彼女のボーイフレンドと一緒に昼食を食べたいな。B: 10代の男の子は彼女のお父さんとは一緒にいたくないんじゃない?

9)米・英

A: I wanted to share his enthusiasm but I couldn’t. B: Remember you first started doing this job.
Bのstartedの中で、startの語尾の[t]の音の破裂が消えている。
A:彼の持つ情熱を自分も持ちたかったのですが、できませんでした。B: 自分がこの仕事を始めたときのことを思い出してください。

10)英

Evidently, someone with the authority to make decisions (h)as arrived.
has arrivedの中で、hasの語頭の[h]の音が消え、「(h)as arrived」となっている。
どうやら、決定権を持つ人が来たようだ。*evidentlyは「見たところ~らしい」、authorityは「権限」という意味。