【テーマ別】リスニング問題のトレーニング25(フラップT)

ここでは、英語の重要な音変化の一つ、【フラップT】の関わるリスニング問題をやっていきましょう!

【フラップT】とは、『母音に挟まれたTの音が、「弾く音」や「D」の音になる』現象のことです。

たとえば、betterという単語の中で、[t]の音は、[e]という母音に挟まれています。そのため、この[t]の音は、「弾く音」や「D」の音になり、「ベター」ではなく、「ベラー」や「ベダー」のように発音されることがあります。

他にも例を挙げると、butterは「バター」ではなく、「バラ―」や「バダー」get upは「ゲタップ」ではなく、「ゲラップ」や「ゲダップ」のようになったりします。

このような【フラップT】が関わる部分は、音が変化しているので、知っている単語であっても、それに気付けなくなることがあります。

これから、【フラップT】が関わるリスニング問題を解いて、慣れていくことにしましょう。

1)

W1: Let’s take the subway from Centerville to Wakefield.
M1: I don’t like the Red Line because it only runs every 30 minutes.
W2: Then we should take the Blue Line.
M2: That’s a good idea.
W1: センタービルからウェイクフィールドまで地下鉄に乗ろう。
M1: レッドラインは30分おきにしか走ってないから嫌なんだ。
W2: じゃあ、ブルーラインに乗ろう。
M2: それはいい考えだね。
CentervilleからWakefieldまで行きたいが、レッドラインは乗りたくないとのことなので、ブルーラインに乗ることになる。だとすると、最初の乗り換えは①の駅ですることになる。
ポイント:
M1のセリフの “I don’t like the Red Line because it only runs every 30 minutes.” の中で、”it only” のところで、itの[t]の音がフラップTになっている。「イドンリー」のように発音されている。

出典:センター試験2010年度本試験 問4