【チャレンジ問題】
次の英語を聴き取ってみましょう!
B: No, I reconfirmed the schedule with him last night. So, he should remember this appointment.
B:いいえ、昨日の夜、彼にスケジュールの再確認をしたんです。だから、彼はこの約束を覚えているはずよ。*be supposed to ~は「~することになっている」、reconfirmは「再確認する」、appointmentは「約束」という意味。
この英語が聴き取りづらいのは、代名詞heとhimに発音の変化がおこり、かつ弱く速く発音されているからです。
(Aの二つ目のheが(h)e、Bのhimがh(im)と発音されています。)
このように、代名詞には発音変化や弱化が非常によく起こります。
通常の会話で、代名詞を弱化させずにしゃべることはあまりありません。
つまり、弱化している形(=弱形)が通常発音されている形になります。
ここでは、弱化されている形で代表的なものを押さえておきましょう。
【代名詞の省略形・弱形(単数形)】
強形 | 省略形・弱形 | 省略形・弱形のポイント | |
1 | I[áɪ] | [ə] | 弱くなると、[ə]とだけ発音される。 |
2 | my[máɪ] | [mə] | 弱くなると、[mə]と発音される。 |
3 | me[mí:] | [mɪ] | 弱くなると、短く[mɪ]と発音される。 |
4 | you[jú:] | yu[jʊ], ya[jə], y[j] | 弱くなると、 yu[jʊ]やya[jə]やy[j]のように発音される。 |
5 | your[jʊ́ər] | ya[jə] | 弱くなると、 ya[jə]のように発音される。 |
6 | he[hí:] | [i:], [ɪ] | 弱くなると、先頭の[h]の音が省略される。 |
7 | his | [ɪz] | 弱くなると、先頭の[h]の音が省略される。 |
8 | him | im, [əm], m | かなり省略が進むと、ほぼ「m」になるのがポイント。 |
9 | her | er[ər] | 先頭の[h]の音が省略され、「er[ər]」となる。 |
10 | it | i(t), (i)t | tが弱まって単に「i」と発音される。また、iの方が弱まって「t」となることもある。 |
1)
2)
This is my book. の「my」が強形と弱形では、どのように発音が違うか確認してみましょう。
myの強形:
myの弱形:
my[máɪ]の弱形は、[mə]と短く発音されています。
3)
He saw me. の「me」が強形と弱形では、どのように発音が違うか確認してみましょう。
meの強形:
meの弱形:
me[mí:]の弱形は、[mɪ]と短く発音されています。
4)
I saw you. の「you」が強形と弱形では、どのように発音が違うか確認してみましょう。
youの強形:
youの弱形:
you[jú:]の弱形は、[jʊ]と短く発音されています。
5)
6)
7)
This is your book. の「your」が強形と弱形では、どのように発音が違うか確認してみましょう。
yourの強形:
yourの弱形:
your[jʊ́ər:]の弱形は、[jə]と短く発音されています。
8)英
9)米・英
10)
11)
12)
This is his book. の「his」が強形と弱形では、どのように発音が違うか確認してみましょう。
hisの強形:
hisの弱形:
his[hɪ́z]の弱形は、語頭のhの音が消え、[ɪz]と短く発音されています。
13)
14)
15)
I saw him. の「him」が強形と弱形では、どのように発音が違うか確認してみましょう。
himの強形:
himの弱形:
him[hɪm]の弱形は、[h]の音が消え、さらに母音[ɪ]があいまい母音[ə]となり、[əm]と発音されています。
16)